惨敗
ああカミサマ!
昼間、少し頭痛がしていたのが、夜ガンガンになり、早く寝る事にした。
するとルウが、絵本を読んでくれたり、トントン背中を叩いてくれたりしながら、「早く治るといいね」と優しい言葉を掛けてくれた。
しばらくすると、ルウが1人小さな声でなにやら呟いているので、耳をすまして聞いてみると、
「ママの頭が早く治りますように。
ママの頭が早く治りますように。
4回言います。」
と言っている。
おまじないしてくれてるのかぁ…と嬉しく思っていると
「ママの頭が良くなりますように。
ママが頭が良くなりますように。」
そ、それは……意味がちょっと違うよね?
そして、
「サンタさん、神様、お願いします。のんのん。」
と祈りのポーズ。
可愛いなぁ、サンタさんにもお祈りするなんて。
まさか、ルウのプレゼントはいらないから、ママを治してください。なんてできたこと言ったりしないよね。
と、都合の良い妄想をする母。
が、しかし、次にルウの口から出た言葉に絶句。
「サンタさん、神様、お願いします。
聞いてくれないとコロスからね。
寝ててもコロスから。」
ええ〜〜〜っ⁈
「いい?わかった? のんのん!」
ルウは駄目押しして、お祈りを終えた。
オーマイガー
イッツ・ア・スモール・ワールド
>>つづき
二日目は、土曜日。
ますます混んでいました。
「キャプテンEO」「フェアリー・テイル・ホール」「マークトウェイン号」は、タイミング良くするっと入れたけれど、人気アトラクションは軒並み2時間待ち。
そんな待ち時間の表示を見ちゃうと、40分待ちなんてどうってことないって気になっちゃう。
40分待って「ピーターパン」、30分待って「イッツ・ア・スモール・ワールド」。
なんてやっていたら、あっという間に一日が終わっちゃう。
なるべく行列を避け、ルウの希望を聞きながらあっちへこっちへ歩き回り、さすがのルウも3時を過ぎると眠くなってきて、「もう帰ろうか?」の言葉にも素直にうなずき、出口に向かって歩いていく。
ぜいたくな2日間。思う存分楽しんで満足満足です。
っでもっ! たとえ、空いている予報が出ていても、もう絶対に土日祝日には来ないぞーッ!
と固く誓い、ランドを後にしたのです。
今回のルウのお気に入りは、「イッツ・ア・スモール・ワールド」。2回も乗りました。
船に乗って、水の上をゆったりと流れていきながら、世界各国の民族衣装に身を包んだ可愛い(怖い)人形たちを見る、ゆるアトラクションです。
その間、ずっと「小さな世界」の歌が流れているので、出てからも(4日経った今も)頭の中は小さな世界です。
人形はともかく、美術はデザインや色使いが好きなので、たくさん写真を撮ってきました。
私は、やっぱり3D映画「キャプテンEO」でしょう。
27年前の超かっこいいマイケル・ジャクソンが見られます。
今見てもまったく見劣りのしない、めっちゃカッコいいダンス。
…演技は下手だけど、そんなことはたいした問題ではないと思わせる魅力、華、スター性、もうスンバラスィー!です。
そして、うちのスイートハニー=ダーリン=チャーリーもスンバラスィー天然マジックを披露してくれました。
「キャプテンEO」は、入り口で3Dメガネを受け取り、鑑賞後に大きなポリバケツに返却します。
出口に近かった私たち家族は、一番に出口に向かい、ポリバケツに3Dメガネを入れたのです。
ところが、外に出てみると、チャーリーのおでこに、紫色のダサい3Dメガネが光っているではありませんか!
ダーリンは、時々、意外な忘れ物をしたりするうっかりさん。
私がすかさず、おでこからメガネをとり、外にあった返却バケツにポイッと入れると、
「えっ!あれっ? 俺のメガネ?!」と慌てるスイートハニー。
「俺、メガネ、さっき、返した……よ? あれ?」
って、あなたが返却したのは、自分の眼鏡なんじゃないッスかーーーっ???
急いで戻って、ポリバケツを覗くも、紫色のダサメガネが積み重なり、黒縁のチャーリーの眼鏡は見当たらない。
ともかく一番に入れたのだから、一番下にあるに違いない。と、深いバケツに手も頭も突っ込みガサゴソすると、ちょっと色の違うような気がする眼鏡を発見!
しかし、コの字型になった3Dメガネの骨組みに阻まれて、目的のものがなかなか掴めない。
「あっそれだよ!それ、それ! それじゃなくて、その下の!」と、応援するルウ。
「これか? あっ違った、こっちだ! あれっ?とれないっ!」と、必死になる私。
やっとこさ、チャーリーの眼鏡を生け捕ると、チャーリは、
「いやぁ〜、ジョウダンかと思ったよ〜」と、テへッと笑った。
こっちが冗談かと思ったわいッ!
これぞ知る人ぞ知るチャーリーマジック!
車の鍵、ケータイ、メガネ、ときたので、次は財布を無くさないことを祈る妻であった。
チャーリーマジックの話が一番長くなってしまったけれど、どんなこんなの楽しいディズニー旅行は、またまた大量のビデオを撮影して帰ってきました。
また来年行く時には、このビデオでお勉強してから出掛けることになります。
チャーリーありがとう。
楽しかった。
ミート・ミッキー
今年もディズニー旅行に行ってきました!
ランドは30周年記念ということで、15日から新しいパレードが始まるそう。
しかも12〜13日は、修学旅行のツアーも始まっておらず、エレクトリカルパレードが休演というのもあるのか、週末にもかかわらず混雑予報が「ガラガラ」「空いてる」となっていたので、迷わずその日に行くことに決定しました。
ところが、行ってみるととんでもなく混んでいた。
だまされたぁ〜 などとぼやきながら、一日目はあまり並ばないものを選んで楽しんできました。
4歳になったので、今回からルウも有料。
そのかわり、身長も伸びたので乗れるアトラクションも増えました。
去年のように、「キャッスル・カルーセル(メリーゴーランド)」ばかり何度も乗るんじゃなくて、いろいろなものに挑戦してみようね!と言い聞かせて出てきたのに、ルウは、入り口が暗いものは怖がって近寄ろうともしません。
去年何度も乗ったものも乗れなくなっていて、退化してるやんけ〜!!
でも、私もチャーリーも、今まで行ったこともなければ、存在さえ知らなかったアトラクションをたくさん見てきました。
たとえば「トムソーヤ島」とか、「スイスファミリーツリー」とか、中でもチャーリーと2人で絶賛したのが、「ミート・ミッキー」でした。
通称「ミッキーの家」
その名の通り、アニメに出てくるミッキーの家がそのまま建っていて、中に入ると家具やピアノや、日用雑貨の細かいものまで置かれていて、自由に触ったり、座ったり、写真を撮ったりできるのですが、メインイベントは、最後の部屋に現れるミッキー本人と握手をしたり、写真を撮ったりできる、ミッキーファンにはたまらないアトラクションです。
もちろん、私もチャーリーも、全く興味がありません。申し訳ないけれど。
私に至っては、着ぐるみ恐怖症なわけで、近寄りたくもありません。
ところが、なぜか勢いで行ってしまったミッキーの家。
家の中に入るまで30分くらい。中に入ってからも列は崩しちゃいけなくて、だらだらと30分。
1時間もかけて着ぐるみに近づいていくわけです。
緊張する私。
いよいよミッキーのいる部屋へ通され、ご対面。
「あ〜ミッキー♡」「かわい〜い♡」
の声を聞きながら、寡黙になる私。
でも、しばらく見ていると、このミッキー、とてもイイんです。
喋るわけじゃなく、踊るわけでもなく、すべてジェスチャーでお客さんを歓迎し、ハグをして、写真を撮り、一人一人に「ありがとう」の握手をし、子どもにはタッチをし、バイバイをし、両手を広げて次のお客さんを歓待する。
全身からあったかい優しい雰囲気がにじみ出ていて、人懐っこくて、でも押しつけがましくなくて…
60分待っても会いたい気持ちがすごくわかったよ。
当初、15日に来ようと思っていたランド。
新しいパレード「ハピネス・イズ・ヒア」の初日じゃ絶対混むよね、といって計画を前倒しにしたのに、なんと、パレードも「準備が整ったので」と言って前倒しになり、お披露目を見ることに…。
運が良いのか悪いのか、それでこんなに混んでいたのか!
周りを見れば、すごい望遠レンズのカメラを持ったマニアや、テレビ局の取材陣などが大勢来ていて、その中に混じってポカ〜ンとしている私たち家族。
エレクトリカルパレードがなぜ休演なのかも後でわかりました。
通常21時とか、22時までやっているランドですが、この日は18時閉園。
そのあと、貸し切りのイベントが入っていました。
18時ギリギリまで遊び倒して、門を出ようとすると、少し暗くなってきたところに光のオブジェがあって、とてもきれい。
チャーリーはビデオを回し始め、私はカメラを片手にオブジェに近づいて撮影。
そして、ふと振り返ると、ルウが……両手をダラ〜ンと下げ、天を仰いだような姿勢で、立ったまま……寝ていた。
思えば、一日、文句も言わず、「抱っこ」のだの字も言わずに、よく歩いたね。
抱っこしてホテルまで帰ると、今度はホテルの様子に興奮して覚醒。
晩ご飯を食べ、部屋のベッドでジャンプタイム、で、バッタリと寝ました。
翌日もランド。またたくさん歩けるかな?
>>つづく
インフルエンザ
インフルエンザの季節です。
今年もルウは、保育園でもらってきちゃいました!
先々週の日曜日に発症して、夜中には39度以上の高熱。
氷枕して、脇に保冷剤を入れても、なかなか下がってくれない。
ハアハア言って苦しそう。
月曜の夜も39度。
チャーリーに教えてもらって、今度は内股にも保冷剤をはさむ。
夜中はそんな具合なのに、昼間はかなり元気なルウ。
インフルエンザで休んでいるんだ、ということをすっかり忘れて、おもちゃをあれやこれや引っ張り出そうとするので、なんとか説得して布団に入れ、絵本を読み続ける私。
ずっと寝ているのも疲れるので、食事とおやつの時間はちょっと起きてていいことにすると、またまた具合が悪くて休んでいるのを忘れて、DVD見たいだのパソコン触るだの言い出す。
まあ、それだけ元気があれば安心だわい。
火曜日の昼には熱はすっかり下がったものの、土曜にならないと治癒証明が出ないので、ここから先の4日間、元気なルウと家の中で過ごすのが大変でした。
さすがにお姉さんになったので、ちゃんと分かっているらしく、「公園に行きたい」とか「児童館に行きたい」とか、そんなことは言い出さず、でも一日一回、お買い物に出るのが気晴らし。
なんといっても病み上がりなので、遊びたくてもお昼寝はしっかりと。
あんまりはしゃぐのも良くないし、あれだめ、これだめ、ご飯はきちんと食べなさい、などと言っていると、時々鬱憤がたまってくるようで、大泣きしたり甘えたり。
そんなこんなの8日間を過ごし、昨日はまた元気に保育園に登園しました。
一緒に過ごして思ったこと。
ずいぶん大人になりました。
感情が爆発しても、こちらがきちんと説明したり、説得したりすると、一生懸命理解しようとしたり、自分でなんとか気持ちをコントロールして、気分を入れ替えたり、我慢したりできるようになってきました。
私の方が、自分の叱り方、怒り方に反省する日々でした。