ひよことおさんぽにでかけよう!

ルキ=私  ルウ=4歳の娘  チャーリー=旦那様  楽しく子育て奮闘中!

おおらか

子どもの頃、大人たちは「おおらか」と私を評価していた。
学校の通信簿や、近所の人、友達のお母さんたちは、私のことを大抵そんな風に言っていた。
それに対して私の母は「のんびり、おっとりしてて…もっとこう……競争意識がないと…」みたいな返事をしていた記憶がある。

だからという訳じゃないと思うけど、私は「おおらか」というのは良くない事だと思っていた。
「おおらか」には、どんくさいイメージがある。
他人の悪意に気づかないような、ぼけっとしているイメージがある。
「おおらか」は、ひょいひょいと他人の言動をかわし、そのくせ地に足がついてないイメージがある。
マイペースで、他人の事にも自分の大事にさえ無関心なイメージがある。

もっとキリッとしなさい。もっと現実を見なさい。もっと真剣になりなさい。もっと関心を持ちなさい。
大人たちは、そういう注意を遠回しにしているんだと思っていた。

子どもの頃、私は他人にこんな風に評価されてみたかった。
  大胆不敵・天真爛漫・自由奔放
  やんちゃで手に負えない!
成人するまでの間に、そんな風になれるように何かと挑戦してみたけれど、なにぶんのんびり、おっとりな私なもので、叶うはずもなく。
これは無駄な努力だ、「おおらか」全開で行こうと決心したのは大学生になってからだった。


「おおらか」は良いことなんだと知った今でも、ふと思い出す憧れの言葉。
  大胆不敵・天真爛漫・自由奔放…やんちゃで手に負えない!



七夕の星々に母は願う…
  チビタンがおおらかに育ちますように……と。