ひよことおさんぽにでかけよう!

ルキ=私  ルウ=4歳の娘  チャーリー=旦那様  楽しく子育て奮闘中!

チビタン3部作

<チビタンとしば漬け>
チビタンは漬け物好き。
ぬか漬け、浅漬け、しば漬けに目がない。
しょっぱい系の佃煮も好き。海苔の佃煮、塩昆布、辛めに煮たおかか、などなど…
これが食卓に並ぶと他のおかずは食べてくれなくなる。
自分のお皿にのっている漬け物、つまり自分の取り分が少なくなってくると、いても立ってもいられないらしく、立ち上がって「くれ!くれ!」と抗議する。
見える所に出ていると永遠に「くれくれ」がおさまらないので「もうこれが最後。また明日食べようね。」と片づけてしまうしかない。
私もダリンも漬け物は大好きなのだけれど、漬け物を見る度にチビタンの反応がエスカレートするように思え、一連のやりとりがちょっと面倒くさくなっていた。

ところが先日、そうとは知らないダリンがしば漬けを出してきた。
しば漬けを発見したチビタンは「うほっうほっ!うぉー!」と大興奮。
「そんなにか!」とダリンと苦笑。
入れ物をチビタンの手の届かない所に置いて、食べる分だけお皿に取ってあげる。
でもチビタンの目には遠ざかったしば漬けしか映らなかったらしく、すぐに「うぇ〜〜〜!!」と泣き出した。
「いや、ここにあるから!」とダリンと突っ込む。
自分のお皿を見たチビタンは泣きやんで嬉しそうにニッコリ。
が、またすぐに「取り分が少ない」と泣いて抗議。
「そんなに食べるもんじゃないから」と片づけると、今度は地団駄を踏んで泣き叫び始めた。
その凄まじいこと。揚げ句、私に八つ当たりして、顔を叩きに来たりひっかいたり、床に転がってバタバタしたり…宥めてもおだてても、気をそらせても全然ダメ。
そんなに好きか。恐るべししば漬け。
結局30分もの根比べの末、私のギャグ戦法で勝利を収めチビタンは気を取り直してご飯を食べてくれた。


<チビタンと癇癪>
チビタンはそうとうな癇癪持ちだ。
私も小さい頃「ホントにこの子は癇癪持ちだよ」と母に言われていた記憶があるから仕方ない。
「ヤイヤイ(イヤイヤ)期」に入っていて何でも自分でしたがり、上手くいかないと「キーッ!」と叫んで物を投げつける。
1回ブンと手を振ればそれでよさそうな物なのに、投げた物が上手く飛んで行かないと気に入らないらしく、何度でもやり直す。
ガシャーンと大きな音が立つと満足するらしいが、それと同時に私に怒られると思うのか、私の顔をうかがって早くも泣き出す。
ややこしや〜。
「もう一度やってごらん。チビタンなら出来るから」と言うか、「それは難しいね。ママも出来ないかもしれないよ。」と言うかはその時のチビタンの様子で決める。
チビタンもそれを聞くと素直にうなずくところが可愛い。
この癇癪持ち、上手くコントロールしてあげたいな。


<チビタンの寝相>
私も寝相が悪いけど、チビタンもかなりな物だ。
今はチビタンが寝つく時に添い寝をしている。
「ゴロンしよう」というと自ら蒲団に横になるのだけど、初っぱなから斜めに私の方にはみ出して大の字になる。
「ええ〜!ママの寝るとこないよぉ」と言うと、クスクス笑ってどいてくれるから、わざとかもしれない。
絵本を読みながら寝かしつけするのが将来の夢。
でも今は私が話しかけると興奮してはしゃぎまくるので、ただトントン胸を叩いて寝かせている。
何度か寝返りを打って眠りにつく頃には、また私の領土が少なくなっている。
ここで私はいったん蒲団を抜け出し、ダリンと乾杯してしばらくお喋りターイム!
寝る時間になって蒲団に戻ると……私の領土、わずか30cm。
細長〜〜くなっておやすみする。
私が寝てからのことは知らないが、きっとお互い上になったり下になったりしているのかもしれない。
夜中に目が覚めると、チビタンは横にいない。
入り口の戸まで転がっていたり、ダリンのベッドの下に入りこんだりしているからだ。
どうしたらそんなに遠出ができるのか……
夏はまだ良いとして冬は風邪をひかないかと気が気ではないが、意外と丈夫だ。
抱っこして横に寝かせるとぎゅうぅっと私にしがみついてくる。
そして私の寝る場所が20cmに縮まった。