ひよことおさんぽにでかけよう!

ルキ=私  ルウ=4歳の娘  チャーリー=旦那様  楽しく子育て奮闘中!

プロフィール 2

ただいま子育てに専念中。

早く舞台に戻ってきてね!とたくさんの応援を頂きながら、いつ戻れるか皆目見当がつかず、鰍沢という芸名を残しておいても良いものだろうか、はたまた「演劇実験室∴紅王国」に名前を残していて良いものだろうかと悩んでいました。
だって失礼じゃないの。

正直言って、私自身、女優活動を再開する気持ちがまったく無くなっておりました。
ダリンはとても理解あるので、仕事が超多忙な時期を避ければ、協力してもらって稽古も本番中も何とかなるかもしれない。
でも稽古で一ヶ月とか、本番で10日間とか、子どもを待たせて自分の仕事に没頭する強さが私にはない。
チビタンが待っていると思うと、とてもとても稽古に行く気になれない。
女優ありきじゃなくて、私ありき、とにかく子どもとまっすぐ向き合っていることが今の私の生き方。
それに…一人っ子の私は、どうしてもチビタンに姉妹がほしいのだ。
となると、戻れる日はますます遠くなり、遠くなればなるほど、表現者としての緊張感みたいなものは薄れるような気がするわけで……。

そんな状態の私がいつまでも鰍沢を名乗っていていいのだろうか?
「復帰する気はありません。みなさんごめんなさい。」と、どんなタイミングで言おうか……
ずっと迷っていました。

ところが、私の好きな「SOUKI」の江ノ上さんがブログに書いていた言葉、
  「拍手をもらって、スポットライトを浴びる!
  そんな仕事をする人間の条件とは。
  「地道」な鍛錬の時間を継続出来る奴。
  これを日常、当たり前としている人間こそ「人前に立つ」ことを許されるのです。」
を読んで、ガツンときた。
復帰する気がなく、未練もなく、スポットライトを浴びる事もないわけだから関係ないはずなのに、「地道な鍛錬の時間を継続できる奴」にグッと心を奪われた。
そのとおりです!

自分の身体と心のコントロールは、一朝一夕にはできない。
日々の肉体訓練と感覚を研ぎ澄ますことを常に心掛け、それを当たり前としなくては、表現者にはなれないと思う。
紅王国ではそんな仲間が集まって、レッスンやワークショップを続けてきたことを思い出した。
そんな熱い気持ちになりたくなった。
研鑽する時間がほしくなった。

相変わらず、復帰のメドは立たないけれど、まだまだ心の復帰も遠いけれど、「いつか」を現実にしたくなってきた。


このブログは家族(じいじ、ばあばを含む)に向けても発信しているけど、女優鰍沢としての宣言なのだった。